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医師不足
 某番組で医師不足について取り上げていました。「医学部の定員を3倍にして、授業料0円」という話題についてやっていましたが、僕はこの話については反対です。絶対数を増やすのは賛成ですが、いきなり3倍は多すぎる気がします。ただ医者を多く作っても根本的な解決になるのかどうか・・・。あくまでも僕の視点になってしまいますが、語らせて下さいm(_ _)m

 医者を増やすのもいいけど、訴訟の問題やら制度の問題の方が先に改善される必要があるのではないかと思います。どうして産婦人科など偏って足りない科が出てくるかというと(そもそも全体的にすでに足りてないですけど)、激務に加え訴訟の問題が大きいと思います。

 ”忙しいけど頑張った。そして感謝された。”ならまだいいけど、ふらふらになって頑張って頑張ってその結果「先生あんたうちの嫁殺したろ?」では行きたくなくなる気持ちもわかります。訴訟されてもある程度医師が保護される仕組みが作られるが必要だと思います。

 中には医師のあらさがしをしに病院にやってくる患者さんもいますが、とんでもないことです。結局は自分たちにしっぺ返しがかえってくることを自覚してもらいたいです。

 あと、あまり番組ではふれられていませんでしたが、女性医師の問題もあります。結婚出産などで一度職場を離れた女性医師が戻れる仕組みを作れば産婦人科の人不足はさらに改善されると考えられます。なぜなら、産婦人科における女性の割合は他の科と比べて多いからです。一度離れた(知識も能力も新人より高い)女性医師をもう一度!

 看護師の守備範囲を増やすというのもいいことだと思います。ある先生は、うまくチーム医療を行えば同じ人数で2倍、3倍の患者さんに対応できるとさえ言っていました。いい人間関係を築き看護師に任せられる場面も増えればよりよくなるでしょう。

 ちなみに授業料0円の問題ですが、これについては一般の人の偏見が強すぎるという印象を受けます。なぜなら、国公立は卒業までに300万円といわれていますし、奨学金制度がきちっとあります。選ぶものによっては生活費すら含まれるくらい多いものもあります。また、自治医大などは授業料は全くかかりませんし(ちゃんと医者になれたらの話ですが)、防衛医大では払うどころか給料ももらえます。他の文系や理系の私立大学の方がよっぽど高かったりします。お金が十分あると私立大医学部という選択肢もふえますが、お金持ちしかなれないと決めつけるのは間違っています。

 少し長くなってしまいましたが、医師不足は様々な要素が絡み合って深刻な問題です。これからも機会があれば記事を増やしていきたいと思います。
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皮膚筋炎
 某番組で皮膚筋炎のことをやってました。乳癌と絡めてやっていましたが、皮膚筋炎自体は癌ではありません。癌を合併しやすい「膠原病」です。

 膠原病とは、自分の体内の構造を破壊する病気(自己免疫疾患)です。関節リウマチなどもこれにあたります。膠原病は一般に女性に多い病気で、番組内でも女性の症例が紹介されていました。ただ、男性でももちろんかかることもあります。皮膚筋炎に限れば男女比は1:2と女性に多いです。

 ちなみにこの症例では乳癌でしたが、悪性腫瘍の中では胃癌の方が多いです。

 原因は不明ですが、なにかの遺伝的な要因や薬剤、ウイルスなどが関係して発症するのではないかと考えられています。

 (おっ、今日はちょっと真面目な話になりましたね♪)
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悩める人へ
 悩みはいろいろあると思いますが、今日は「今やらなければならないことと本当にやりたいことが違う」という人に向けて。あと話の前にひとつ懺悔を。最近医学的な中身ではなく生活や観念的な話中心になっているので、医学的な中身を期待している人にはすみません。ま、よかったら聞いて下さい。ということで↓

 医学部の試験や医師免許を取るためにで学んでいることと医者になってからの必要な技術には少なからずズレがあります。たとえば、今僕は眼科の勉強をしていますが↓、

 試験に出しやすい病気は問題は意外と臨床の場では少なかったりします。薬も一般名で習いますが、現場では商品名で呼ぶので医者になってからまたいちいち覚え直さなくてはなりません。また、これは簡単に想像できると思いますが、手術のやり方などもほとんど講義では教わりません。よくて術式の名前くらいなものです。あくまでも僕の勝手な予想ですが、今習っていることで直接臨床で役に立つものは2割程度では?と思ってます。

 (これで終わったら救いがないですね笑)

 では、何のため今やるんでしょう?それは問題解決能力を磨くためと思います。臨床現場ではとっても大切なことです。→テストはどう来るかわからない。だけど、間違いなくやってきて何らかの問題提示をしてきます。想像力を働かせてみましょう。僕は、何か患者さんに似ているなと思いました。共通点が多い気がするんですよ↓

 患者さんは実際来るまでどんな状態かどうしてくるのか全くわかりません。でも、確実に病気で(あるいは怪我で)やってくる患者さんはいます。試験も同じで好む好まないにかかわらず、時期が来れば必ずぶち当たります。

 患者さんはすべてこちらの予想通りにはいきません。試験も同じです。

 しかし、対策は立てれます。それまでどんな症例があってどう対処したか?ということである程度がんばれます(たぶん)。テストでは過去問をやればちょっとはましな結果が出ることがこれにあたります。

 自分が逃げ出せば問題はそこで止まってしまいます。患者さんは治りません。試験でも当然合格しません。

 また、自分の好きなようにだけやってもどちらも満足いく結果は得られません。

 このように相手に合わせて問題を解決していくという点で患者さんと試験は似ていると思います。将来直接使える知識が少ないからといって問題から逃げてはだめだと思います。テストは知識をつけるためだけにやるんじゃないと思います。忍耐力もつきますし問題を解決できるようどんどん訓練すべきです。

 自分は医学の分野に進んだのでこの例にしましたが、よく観察してみると他の分野でも同じような例は多いのではないでしょうか??
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大学というところ
 医学部でもそうだが、何で大学の先生は怒らないか?で、中高の先生は怒るか?ということを考えてみました。

 きっかけは授業です。半分くらいしか人数がいなく、来ている人も内職してたり寝てたりして聞いている人はさらに少ない(まあはじめからわからせる気がない先生もいますが・・・自分の研究とかをかってにしゃべっているだけ、とか)。もしこれが中学高校なら学級崩壊だとか騒ぎ立てることでしょう。

 でも大学ではそんなに文句もでないと思います。

 ちょっと考えてみたら特に難しいこともなかったです。つまり自分が経験したとおりに生徒たちに対しても求めているような気がします。大学の先生も大学時代はきっと遊んでいたのでしょう(笑)中高はみんなまじめにやったから真面目にやらすのでしょう。おそらく大学の先生が中高の先生に変わったら多くの人が生徒をきちっと叱りだすのではないかと思います。

 そう考えると大学で怒る先生はある意味自然な姿ではないかもしれません。別に悪いことではないと思いますが。

 人間って単純なものですね。児童虐待の話聞いても本質的に同じ気がします。親も被害者でもあったことが多いらしいですしね。
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人生いろいろ
 別に小泉元首相が好きなわけではないですが、今日講義を聴いていていろんな人がいるんだな〜と改めて感じました。

 某先生→小児科やってたのやめて、突然県庁に勤めたり、かと思うと今度は病院長になってみたり・・・。

 某先生→救急で働いてたのやめて、厚生労働省に就職したり・・・。

 某先生→外科やっていたが治療の限界を感じ、基礎の医学者になられたり・・・。

 某先生→ずっと皮膚科やってたり(笑)

 最後のはうちの親ですけど(笑)まあ先輩から学ぶべきことは多いです。落ちは・・・ないですね。というか自分が何を言いたいのかすらわかりません。

 ・・・はい、すみませんm(_ _)m
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なつかしい痛み
 小さい頃急性腸炎というあまり聞いたこともない病気で苦しみました。

 今回腹痛はもうおさまったが、それを彷彿とさせるような痛みでした。ちょっとずれますが、お腹を抱えながら(面白いわけではないですよ、念のため) ふとこれは体性痛か内蔵痛かなんて考えました。

 たぶん内蔵痛(平滑筋の自律神経刺激による痛み)です。じわじわと痛くおおよその場所しかわからなかったので。。

 たまには病気になってみるのもいいですね。自分の体で症状を体験できるし、何よりも患者さんの気持ちになれます。
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病気持ち
 ちょっとした症状も入れて考えるとヘタしたら自分はほとんどの病気にかかっているんじゃないかと考えます。こんな感じ↓

 おなかの上のあたりが何となく気持ち悪い。候補↓

 1)慢性胃炎、2)風邪、3)胃潰瘍、4)食中毒、5)胃がん、6)逆流性食道炎、7)狭心症、などたった一つの症状でいくらでも候補があります。

 他の症状もあるので症状だけで考えたらほぼ無限の病気持ちな気がします。

 もちろん僕は健康ですけどね〜♪
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理由
 麻酔科の講義で面白いトレビアを見ました(トレビアなつかしいですね〜)。全身麻酔についてのものですが、実はどうして効くのか理由が解明されていないらしいというものでした。見た人もいると思います。

 某大学の先生(もちろん麻酔のプロ)がもっともらしく?言っていたので笑えました。

 でも、そもそも民間療法などでもあるように、理由だけでなく経験則でも結構医療ってやってますし、ほとんどの人はそれを受け入れています。

 僕もこれには賛成で別に有害じゃなければいいのではないかなと思います。。
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