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チャネルに働く薬
では、具体的にイオンチャネルに作用を及ぼす薬を見ていきたいと思います。以下に簡単ではありますが、例を挙げます。

(薬には商品名(例:ガスター10)や一般名(例:ファモチジン)があります。ガスター10もファモチジンも同じものですが、呼び方は違います。ここでは一般名を書きます。)

・アミオダロン・・・不整脈の薬です。電位依存性カリウムチャネルを阻害します。
・ニフェジピン・・・狭心症発作の予防薬です。電位依存性L型カルシウムチャネルを抑制します。
・ビククリン・・・シナプス後受容体に結合して、塩化物イオンを通りにくくします。

 また、薬以外にもチャネルに働きかけて人体に影響を及ぼすものもあります。テトロドトキシン(ふぐ毒撃沈)などがそうです。テトロドトキシンは、ナトリウムチャネルを阻害します。その結果、呼吸筋麻痺によって何も治療しなければ、死を招きます。

 このようにチャネルが関わっている分野は幅が広く、研究しがいのある分野なのです。
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チャネル
 生体内では実にいろいろな情報のやりとりがありますリガンドと受容体を介したものやイオンチャネルを介したものなどが知られています。また、その分野の研究もされています。                
                     
 どうしてこれらの研究するのでしょうか?

 ひとつには、それらの性質や機能を詳しく知ることで、病気の治療に応用できるようになるということがあります。次回詳しい話しをしていきたいと思います。では今回はこのあたりで…

 チャネル↓

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免疫細胞
 人間は常にいろいろな雑菌にさらされています。当然のことかもしれませんが、体内にはそれらの菌と戦うための力があります。それは、免疫力といわれているものです。免疫にはいろいろな種類があります。例えば、リンパ球や顆粒白血球などです。それらについて少し詳しい分類を示します。

<リンパ球>
CD4細胞・・・・主に抗体を作るB 細胞を助ける働きをもちます。高校生物などではヘルパーT細胞などでならった人もいるかと思います。
・CD8細胞・・・・キラーT細胞とも言われ、ウイルス感染細胞や腫瘍細胞を直接攻撃する細胞です。
・B細胞・・・・骨髄(bone marrow)由来のリンパ球で抗体を産生します。
・NK細胞・・・・がん細胞を殺せるキラーリンパ球の1種で、誰でも体内に自然に備わっている細胞です。

<顆粒白血球>
・好中球・・・・白血球の中で最も多く、細菌を取り込んで殺菌消化します。
・好酸球・・・・はっきりとしたメカニズムはわかっていませんが、アレルギーや寄生虫感染のとき増加するといわれています。
・好塩基球・・・・アレルギーの原因となりうる細胞です。

 これらの免疫系の細胞は単独で動くのでなく、お互い情報を交換し合って動いています。一種類の細胞がうまく機能しなくなるといろいろなところに影響が出てきます。人間ってうまくできていますね。健康な人だと全部がバランスよく機能しているようです。
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