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漢方薬は安全?
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2007.11.27 Tuesday 01:18漢方薬は副作用がないと言われています。しかし、漢方薬だからといって必ずしも安全なわけではないです。確かに西洋医学と比べると一般に副作用は少ないですが、薬である限り必ず副作用は存在します。そして、中にはかなり危険なものもあります。
実は猛毒を含む天然物は無数に存在し、漢方薬でもそのような原料が用いられていることがあります(例えば 附子=トリカブト)。また、西洋医学と漢方の組み合わせで危険な副作用が生じることもあります。例えば、小柴胡湯(肝炎治療、風邪や疲労に使う)とインターフェロン(肝炎や癌などの治療薬)の組み合わせで、間質性肺炎になることが知られています。
ただ、副作用もほとんどなくいい薬がたくさんあることも事実です。重要なことは漢方であろうとなかろうと正しい知識を持って薬を使っていくことでしょう。
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ハトの糞に注意!
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2007.11.25 Sunday 19:00中には鳥嫌いの人もいますが、公園にいるハトには癒されます。ほんとにポッポーって感じですよね。でも、ハトの糞には実は注意が必要なんです。糞にはCryptococcus (クリプトコッカス)neoformansという病原体が含まれていることがあります。とは言っても健康な人が極度に怖がることはありません。ただ、免疫力や体力の落ちた人は要注意です。例えば、エイズではクリプトコッカス髄膜炎は最も高い致命的な真菌症のひとつとなっています。
免疫力・体力が落ちた人たちにとって、ハトが集まるような場所は、クリプトコッカス症にならないために、近寄りたくない場所です。免疫力・体力が落ちた人たちが治療を受ける医療機関の周囲では、ハトにエサをあげるのはやめましょう。 -
(Lv M)重症複合型免疫不全症
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2007.11.15 Thursday 00:42今日はおそらく少し難しめの話になります。タイトルに(Lv M)とつけましたが、これは一般向けの人にとっては難しめであることを示しますのでご了承ください。
重症複合型免疫不全症(SCID)は、リンパ球の増殖、分化不全によっておこります。ただ、一言にSCIDといってもいろいろな原因があるみたいです。
その前におおまかにリンパ球増殖・活性化の流れを示します。
(1)細胞内へCaが流入 → (2)カルシニューリン活性化 → (3)NFATが核内へ移動 → (4)インターロイキン2発現 → (5)リンパ球増殖
といった感じです。
X-SCIDではインターロイキンのレセプターがうまく機能せず免疫不全となります。また、Caのチャネル(CRAC)に変異が起こることで(1)の段階のCa流入がうまくいかず、SCIDになることもあるようです。 - ←back 1/1 pages next→